機動戦隊アイアンサーガ

電車のCMでロボットアニメ?アイアンサーガのゲームCM裏話が飛び出した大張正己さん、大張誠子さんらの生放送トークまとめ

更新日:

先日、ゲームダッチーが開発したロボットスマホゲーム「機動戦隊アイアンサーガ」の第6回目となる公式生放送が配信された。
このゲームは2019年10月7日からTOKYO MXにて公式アニメーションCMの放送を開始していて、そのCM公開を記念して今回の生放送が行われた。

公式がYouTubeに投稿したフルバージョンのアニメCM。

さらに10月21日から1週間限定で、JRトレインチャンネルにて15秒版の列車内コマーシャルも放送される。
路線は山手線、中央線快速、中央線総武線各駅、京浜東北線、根岸線、京葉線、埼京線、横浜線、南武線、常磐線各駅となっているよ。

PVとしての役割も兼ねたこのアニメCMは、大張正己さんが代表を務めるアニメ作画スタジオが中心となって制作したもの。

生放送のトークではアニメ制作プロデューサーとゲーム会社の社長とのやりとりなど、他では聞けないような裏話が続々と明らかになった。

YouTubeの生放送のアーカイブ映像はこちら。

(アーカイブの字幕編集を視聴者側が行えるようになっていたら付けるつもりだったんだけど、テキストに起こした後で編集できないことに気が付いた。とほほ)

第6回公式生放送トークまとめ

出演者

出演者は以下の4名。
マフィア梶田さんと大張正己さんの2名はすでにこのゲームの公式生放送に出演したことがある。

●生放送MC
マフィア梶田 氏(以下、梶田)
●CV担当声優
中村悠一 氏(以下、中村)
●アニメ監督
大張正己 氏(以下、大張監督)
●PV制作プロデューサー
大張誠子 氏(以下、大張P)

珍しく今回の生放送にはゲーム制作会社ゲームダッチーの社員が1名も出演していない。

トークの内容

生放送の開始からアニメCMに関するトークが終了するまでの出演者の会話内容を以下に掲載するよ。
発言の意味が変化しない範囲で編集を加えているほか、聞き間違いによる誤りが含まれている可能性があることに注意してほしい。

※出演者は視聴者からのコメントの一部が見えている。(生コメ)と書かれた部分は生放送視聴者からのコメントを表す。
※話が遮られたことを表現する記号として、行末に句点「、」を置いている箇所がある。句点の正しい使い方ではないのでご注意を。

冒頭、出演者の紹介

梶田:機動戦隊アイアンサーガ公式生放送。
一同:(拍手)
梶田:やってまいりました。
この番組は美女とメカを融合させた機動戦隊アイアンサーガの最新情報やゲームをプレイして楽しんでいこうという番組です。
前回の配信1周年記念放送から約3カ月ぶりの放送となります。
みなさんいかがお過ごしでしたでしょうか。元気でしたね。アイアンサーガ続けてますね。遊んでない人いませんね。
というわけでこの番組はYouTube、そしてPeriscope、ニコニコ生放送で配信しております。今回もコメントのほうを元気よくお願いしますね。
さっそく出演者の自己紹介からまいりましょう。
まず私、MC担当のマフィア梶田です。よろしくお願いします。
ありがとうございます。
そしてそして。
中村:なんかちょっと、感じ悪いあいさつしてない?
梶田:感じ悪かったですか?
中村:ちょっとだけね。
梶田:いつもね、お客さんは煽っていくんです。
中村:煽っていくんだ(笑)
梶田:うん。
中村:じゃあ合ってるね。
梶田:割りと欲しがりなんですよ、お客さん。
中村:そうなんだ。じゃあいいか。今日もいっぱいやっていきたいですね。
えーアイアンサーガでですね、ベカス役をやらせていただいております中村悠一です。
よろしくお願いします。
梶田:よろしくお願いします。
さあ続きましては。
大張監督:今回のアニメーションの監督の大張です。本日はよろしくお願いします。
梶田、中村:お願いします。
梶田:さあそして?
大張P:今回のアニメーションのCMのプロデューサーをやっております大張です。
よろしくお願いします。
梶田:はい。はい、なるほど。説明が必要ですね。
中村:ください。説明をください。
梶田:ええとですね。
中村:ダブルバリ。
(大張正己さんのあだ名が「バリ」)
梶田:大張さんが、
大張監督:ダブルバリです。
梶田:若い嫁を自慢しに来ました。
大張P:(笑)
大張監督:(笑)
そんな、そんなつもり、
中村:あー、梶田君とは違うパターンの煽り方をしている。
梶田:まあそうですね。
お前らどうせ独身だろって大張さんがさっき、
大張監督:違う、そんな、
梶田:回ってないところで。
大張監督:そんなこと言ってませんからね。
マフィア、中村、大張P:(笑)
大張監督:いやまさに弊社のあの、優秀なプロデュース、
梶田:そうなんですよ、でも、
大張P:社員です、社員です、今回社員で。
中村:どちらも大張さんだから、ちょっと呼びにくいね。
梶田:そうなんですよ。大張さん大張さんだとちょっと紛らわしいんで。
どうしよ、嫁バリさんとか呼びます?
大張監督:嫁バリ。
大張P:えええ(笑)
中村:嫁バリさん。
大張監督:大張さん、大張Pで。
中村:大張P。
大張P:大張P。
梶田:紛らわしいです。
中村:バリPで、
大張監督:変わんない。
バリPでって言ってる。
梶田:バリP、バリPと大張監督?んんん。ま、適当に呼ばせてもらいますわ。
大張監督:適当で、
中村:うまいことやっていきましょうか。
梶田:あの、下の名前で誠子さんって呼ぶのはさすがに気分悪いですかね?
大張P:結構みんなでも現場では誠子さんとかせーちゃんとかなんか色々、呼んでますよね。山根さんとかも誠子ちゃん。
大張監督:誠子だね。
梶田:あら、いいじゃないですかアイドルっぽくて。
中村:せいこちゃん(笑)
梶田:誠子ちゃんたぶんメディア初露出じゃないですか。
大張P:そうかもしれないです、私の記憶の中では。
梶田:かなりね、夫妻でやってくるってかなりレアな放送になりましたんでみなさんお見逃しなく。
中村:確かに、なかなかない。
梶田:こんなこと滅多にないと思います。

ゲーム紹介とプレゼントの告知

梶田:そしてですね、最初のコーナーに行く前にまずはゲーム内容を紹介したいと思います。
初めてこの番組を見る方、ゲームをプレイしたことのない視聴者のためにアイアンサーガがどんなゲームなのか中村さんから説明していただきます。
お願いします。
中村:はい、なんか出ますかね。
梶田:スライドお願いします。
中村:これですね。これを読めばいいんですね。
梶田:はい。
中村:機動戦隊アイアンサーガはゲームダッチーが開発した育成系美少女×ロボットバトルゲームです。
ハードコアなロボットバトルを追及するため開発チームは独自のリアルタイム戦闘エンジンを開発し、ミサイルの弾道やシールドの反射効果などにリアルな物理演算を導入しました。
ハイクオリティーなドット絵によるバトルメカ、飛行機ユニット、戦車ユニットが総勢300体以上用意され、魅力的なキャラクターも100名以上登場します。
多彩なゲームモードや豊富なデイリークエストが、
(表示中の文章に誤字が見つかる)
中村:あたなを、
一同:(笑)
中村:飽きさせない究極のスマホゲームになります。
梶田:えー、すいませんね終盤突然ローカライズにあのちょっと雑味が生じましたけれど。
中村:そうです。
大張監督:あたな。
大張P:あたな。
中村:僕間違ってませんよね。
梶田:意地悪い中村さん(笑)台本のほうは合ってたでしょ台本のほう。
中村:ここのやつ、ここのやつは合ってます(笑)
梶田:でもね、お客さんみんな「いつもの」(生コメ)って言ってるとおり優しいんで大丈夫。
中村:ああ良かったです。
大張監督:愛がありますね非常に。
梶田:たぶんまったくスライドの修正が行われてないだけですね。(視聴者コメントに同調して)そういうとこだぞダッチー。
というわけでですね。そういう内容のゲームになってるんですけれども。
アイアンサーガ、他にはない美女とメカの融合、いや意外と他にもある。でもね、かなり特別なゲームになってますんで私をはじめドハマりする男子が特に多いのではないでしょうか。
まだまだ新規ユーザーも楽しめますんで。まあおそらくこの番組見てる方々ほとんどやっていらっしゃると思うんですけど。
まあ隣近所とか、ご家族とかおじいちゃんおばあちゃんにもプレイさせてユーザー層を広げてください。よろしくお願いします。
さあ、そしてそして。
さっそくなんですけれども、まずは番組プレゼントのコーナーでございます。
中村:大事。
梶田:うん、これがね、あるとなしじゃ大違いですからね。なしじゃとりあえず番組やる意味がなくて炎上しますからね。
中村:うんうん。
梶田:(笑)
第6回公式生放送を記念してプレイヤーのみなさん全員にプレゼントがあります。よお太っ腹。
一同:(拍手)
今回のプレゼントはこちら、スライドお願いします。
紫のパーツのカケラキューブが5個、そしてコインが500万枚、体力の薬剤が20個、S機スフィアが1個、アトミックコア1000個となっております。
まあこのようにね、とりあえず貰える、とりあえず貰えるもんにですね皆さんね桁増やしてとか、身も蓋もないこと言わんで、とりあえずもらっておきましょう。
これだけじゃないんですよ。この後クイズコーナーがあり、私たちがゲームをプレイするんですがこの勝敗に応じてプレイヤー全員にスターダイヤがプレゼントされます。
いよっ。ダイヤあげますよ。「ダイヤ寄越せ」(生コメ)気が早いですね。はいあげます。
中村:山賊みたいなコメントが、
一同:(笑)
梶田:俺思うんです。ソシャゲのユーザーはだいたい山賊です。
一同:(笑)
大張監督:山賊(笑)
中村:寄越せ。
大張監督:良い意味で、
梶田:コンシューマーゲームの時代はこんなのなかった。
大張監督:あー。
寄越せダッチー。
中村:確かにもう買ったらそこで終わりが、関係が終わってたからね。
梶田:関係はそこで、
中村:続くからね、オンラインはね。
梶田:ソシャゲは延々絞られ続けます。
一同:(笑)
大張監督:絞られる。
梶田:はい、それなんですけれども。プレゼントの配布は生放送終了後の当日夜となります。
中村:わかりました。
梶田:さらにさらにこれだけではありません。みなさん本日スペシャルゲストの大張監督から、スペシャルなプレゼントがございます、こちらです。
大張監督:んんっ、どん。
梶田:じゃじゃーん。
中村:出た。
大張監督:だーん、来ました。みなさんわかりますでしょうか何かこれが。
梶田:はい、みなさんやってる人ならご存じのとおり結構レアな絵でございます。
大張監督:えー、覚醒ウァサゴ。先ほどですね、僕が10分くらいで描いた絵なんですけど。
中村:もっと、増やしといたほうが、
大張監督:ああそうですか(笑)
梶田:嵩増し嵩増し(笑)
大張監督:めちゃめちゃ頑張って描いた、はい。今回はね映像化を記念しまして描きました。
梶田:いやあ、えげつないですよ。これ10分で描くてのがまずえげつないんですけれども、これ本当に世界で1枚の色紙になりますので。
大張監督:そうですね、まさに。
中村:超貴重。
梶田:超貴重です。しかも覚醒ウァサゴですからね。
大張監督:初めて描きました。
梶田:初めて描いたそうです。みなさんこちらはですね。
イラストが欲しいという方はアイアンサーガ公式Twitterをフォローしたうえでハッシュタグ「#アイサガ」、そしてキーワード「バリってる」をツイートに含めてツイートしてください。
バリってるだけでもいいです。でもバリってるプラスアルファでもちゃんと認識されます。
なのでみなさんハッシュタグ「#アイサガ」、そして「バリってる」を忘れずにツイートしてください。
抽選で1名の方にプレゼントなんで本当にレアです。こちらの応募受付期間は本日10月20日の23:59まで。本当に本日中なんでね。
まだアイアンサーガをインストールしていない方、豪華アイテムがたくさんもらえるチャンスは今だけです。
周りの友人で始めていない方がいたらこの機会にぜひ誘ってみてください。でもこれ誘わねえよな多分。
中村:確かにね、ライバル、
梶田:ライバルが増える。
一同:(笑)
中村:黙ってるよね。
梶田:確率が。本当に欲しいなら黙ってんじゃ?

アニメーションCM(PV)紹介

梶田:さあ続いてのコーナーはこちらでございます。
じゃじゃーん。アニメPV発表。
中村:はーい。
大張監督:おおー。
一同:(拍手)
梶田:となっているんですけれども、こちら日本でいうCMですね。テレビで流れてますね。すでにみなさんもうご覧になられているかと思います。
中村:多いんじゃないですかね。
梶田:こちらがですね、今回の放送のメインコーナーでして、だからこそ中村さんと大張監督とそして大張プロデューサーにお越しいただいたという次第でございます。
なのでね、TOKYO MXでCMが放送中、YouTubeでも映像は公開されています。
すでに観たという人から物凄い反響が得られてまして、もうとんでもないクオリティのアニメなんですよ。
視聴者のみなさんはもう当然みなさんご覧になられましたよね。「ロング版とか予定にないですか」(生コメ)気軽に言ってくれるな、おい。
中村、大張監督、大張P:(笑)
梶田:どんだけ作画コストかかる、
大張監督:秋葉原にもね、行ってくれたんだ。(視聴者コメントへの反応)
大張P:秋葉原で今大きいモニターで流れてるんですよね。
大張監督:嬉しい、うん。
梶田:「ラグビーボロボロ」(生コメ)何の話だ。
大張監督:なんだって。
一同:(笑)
中村:そういう中継はいいよ。
大張監督:ねえ。ネタバレ禁止。
梶田:ここはお前の日記帳じゃねえ。
中村:ここネタバレ禁止だよ。
梶田:「100回は見た」(生コメ)素晴らしい。「アニメ化」(生コメ)望まれてると思います。
さあ、こちらなんですけれども改めて一度ご覧いただきましょう。映像のほうお願いします、どうぞ。
(アニメCMのナレーション)
「神々による希代の厄災を経て
人々は偽りの平和を手に入れた
だが飽くなき欲望が均衡を崩し
策略に満ちた戦いの幕が開く
あまたの運命が戦火にて交差するとき
破滅を呼ぶ十二の巨神は再び目覚め
世界は終焉へと導かれる
本当の敵は神か人か
機動戦隊アイアンサーガ好評配信中」
(アニメCM再生終わり)
梶田:いやー素晴らしい。
一同:(拍手)
梶田:今この時代にですよ、こんなアニメーションが見られるってのは中々レアな話ですよ。
中村:レアですね。
梶田:さあこちらの動画なんですけれども。「最高にバリってましたね」って台本には書いてあるんですけども。
大張監督:あははは(笑)
梶田:実際、大張監督から見て今回はバリりました?
大張監督:いやー果たしてバリとは何なのかという。
中村:それはさすがにわからないですか(笑)
大張監督:自分で結構自問自答することが多くて最近。
梶田:バリるとは何なのか。
大張監督:バリるとは何だ。
中村:自分じゃあ言ってないんですか?
大張監督:そうですよ、言ってないんですよ。
中村:他者から、
大張監督:他者から、はい。バリってると言われるんですけれども。
まあ確かにね、ああいう乳揺れもそうかもしれませんし、かっこいいポーズとかもそうかもしれませんし。
大張P:でも乳揺れは社長がやれって言ったから。
大張監督:そうなんですよね。
大張P:別に、
中村:バリらされた?
大張監督、大張P:そうそう。
大張監督:無理やり、無理やり。
大張P:こっちからは、
梶田:バリらんとってやつだな。バリらんとあかんで、と。
まあバリさんが描けばすなわちバリってるという哲学の真理が出ましたけれども。(おそらく視聴者コメントへの反応)
中村:そうですね、まあそりゃそうなのよ。
梶田:さらに中村さんのナレーションがね、良い味出してますね。
中村:収録させていただきましたけどもね。
梶田:こちら改めてご覧になって頂きましたけれども、こちら大張プロデューサーのほう。
大張P:はい。
梶田:実際今回あのどのように仕事として関わられているのか、たぶん見ている方々ってまだよく知らないと思うんですよ。
大張Pのほうはどのような業務を行っているんですか?
大張P:もう、ぶっちゃけた話プロデューサー超えることもしているんですけど。
大張監督:うん。
大張P:初めてアニメーションの仕事関わるのでもはやプロデューサーって何だろうって感じになりながらやってて。ナレーションの台本書いたり、
梶田:えっ。
大張P:ナレーションやりましょうってなったときにみんな一斉に引いちゃって、えっみんな……誰も書かないから自分で書いたり。
中村:やるんじゃないんだ、みたいな感じ。
大張P:とか、あと機体とキャラクターを絞ったり、社長と相談しながら絞ったりとかしてはいるんですけど。
そうですね、あともうなんか細かくいろんな、ここ設定と違うよ、とか話したりとかも結構やりましたね。
大張監督:交渉事もね。
大張P:そうですね、いろんな、まあ交渉とかもやったり。裏で色々やってたんですけど。
梶田:いやー凄い。いやー、ね、みなさん本当にね、ご存じないと思うんですけども。嫁バリさんはですね、中国語ペラッペラなんですよ。
大張P:(笑)
梶田:だから日本と今中国アイアンサーガの制作の架け橋と言っても過言ではない。
中村:やりとりをね、うん。
大張監督:まさに。
梶田:ローカライズの出来栄えはこの人にかかっていると言っても過言ではない。
中村:そこまでなの?
大張P:あくまで映像のローカライズで、ゲームは知らないです。
梶田:でも修正かけるんでしょう?
ここ設定と違ってますって。
大張P:そうですね。ここ違いますよとか、ここ本当はどうなの?とか聞いたりはするんで。みんなが知らないような実はシナリオの裏話……実はこうでしたっていうのが、
梶田:なんなら今回の台本上もね、あの制作側が間違ってる所を修正してくれましたからね。ここ名前違いますって。
大張監督:結構、僕にとってはなんかスーパーバイザーですね。ぼ、僕はまあスーパーバリザーなんですけど。
スーパーバリザー、
中村:自分で言ってるじゃないですかやっぱり。
梶田:あの、反応に困りますよ、いざ自分で言われると。
大張P:まあでも確かにコンテを、コンテに関してもここ変えてくれみたいなことは……いやー、でも、夫婦ではあるんですけど、やっぱり監督にコンテ変えてくれって言うのすっごい勇気いるんで。
中村:(笑)
大張P:廊下で、あのここコンテ変えてほしいんですって呼び止めて。
中村:プロデューサーとして。
大張P:そうです。廊下で話してたんですよね。
大張監督:ありましたね。
梶田:なかなかこういった組み合わせで仕事をすることないですけれども。本当に大張さん何なんすか何でその高スペックな嫁捕まえることができたんですか。くそ羨ましい。
大張監督:ねえ、いや、なかなかこれは、ね?不思議な。
大張P:私の顔を見ないで。
中村:ここでなんかそんなやりとりされても、
大張監督:ちょっと僕から言いたいことがあるんですけど。言いたいことが。
あのう、中村さんとこういう形でお仕事することが本当に光栄で、本当にもう昔からずっと、
中村:急に。
梶田:急に。
大張監督:本当にそうなんですよ。別の作品でね、ちょこっとあったんですけど。主人公として主役として、がっつりと関わっていただくって本当に初めてで。本当光栄でございます
(中村も頭を下げつつ応じる)
大張監督:本当大好きな役者さんなんで超光栄です、本当に。
梶田:良い機会になりましたね。
大張監督:ありがとうございます。
中村:随分昔にね、プリズム・アークっていうね、アニメがあったんですよ。
それに音響監督が亀山さんって方がやられてたんですけど。
亀山さんに当時ちょこちょことガヤとかで、当時絶望先生とかね、やるちょっと前とかだったかな。ちょっと呼んでもらえてた頃だったんだけど。
急にね、「ゲストなんで最終回だけですけど」って言って呼ばれて、行ったら、めちゃめちゃ良い役じゃないですかみたいな、そこの世界の中の真相のところにいるようなキャラクター、
大張監督:一番のボスなんですよ。登場しちゃうっていう。
中村:最終回で登場なんですよね。
大張監督:そうそうそう。
梶田:すごい引っ張ったな。
中村:で、特に何も語らず終わるんですよ。
梶田:えー?
中村:だからそういうのってさ、だいたいやっぱ感覚的に言うと、結構その時代時代のベテランがやるじゃない、重鎮が。
新人なのに、急にやらせてもらえたってのがね、凄く印象に残ってて。
梶田:そんな馴れ初めがあったんだね。
大張監督:そうなんです、本当に。あれ奇遇でしたね。
中村:丁寧に紹介もしていただいて。
梶田:芝居が気に入ってのことですか?
大張監督:もちろん、はい。
中村:ありがたいです本当に。
梶田:そこからの付き合いでアイアンサーガでまた一緒になるというのはね、素晴らしい。
あ、オーディアン、オーディアンに出てた?(声優の話をしている視聴者コメントへの反応)
中村:ほっちゃんがね。
梶田:確かに確かに。
というわけでPVのお話に戻るんですけど、こちらスタッフも凄いんですよ。こちら見てもらえますか。
ご存じのとおり監督/メカニックデザイン/メカニック作画監督が大張正己さんです。
そしてキャラクターデザイン/キャラクター作画監督が石野聡さん。
そして音楽が澤野弘之さん。
アニメーション制作がスタジオG-1NEOですかね。
そして制作協力がグラフィニカとなっております。
これグラフィニカということでね、CGで来るのかなって。
大張監督:もうCGでとても有名な会社ですからね。
梶田:思ったらまさかのね。
大張監督:まさか。
梶田:超コストのかかる時代に。
大張監督:これCMを見た業界のみんな、まあ友達たちが、当然グラフィニカでやってることは知ってて、CGで来ると思ってたらしいんですよ。
で映像見てびっくりしたらしいですからね。手描きじゃないですかと。
梶田:びっくりしますよそりゃ。
大張監督:何やってるんですかって言われましたね。
梶田:中々いまどきないですから。

アニメCMスロー鑑賞

で、その上でやっぱりね、せっかく作っていただいた映像ですし。本来ありえないことなんですけれども、作画が嫌がるんで本来ありえないことなんですけれども。
大張監督、大張P:(笑)
梶田:今回、許可をいただきましてスロー再生で見せてくれるとじっくり。
中村:本当は見られたくないところが見えちゃうかもしれない。
大張監督:動画殺し。
大張P:嫌だなあ。
梶田:本来は動画殺しと言われるあれなんですけど。
中村:スローと大きい画面で再生はやめろっていうね。
梶田:そうなんですよ。
中々ねテレビで見てる方々って一瞬で流れちゃうじゃないですか。だから細かいシーン見れてないと思うんですよ。でYouTubeでもスロー再生難しいと思うんですよ。
中村:確かに。
梶田:今回ね、それをね、じっくり見ていこうという話で許可をいただけましたんで。
大張P:ドキドキするね。
梶田:ぜひぜひみなさん見ていただきたいと思います。
じゃあスロー再生、音声なしでじっくりと再生していただこうと思います、どうぞ。
はいスタートしました、まずは。
中村:まあそうですねベカスが出て。
梶田:主人公の超かっちょいいポーズから……でね見ていただくとわかるんですけれどもこんだけスローで再生しても作画崩れが生じてないんですよ。これね結構えらいことですよ。
特にメカの部分ですよね。
大張監督:ほぼもう国内で、やってますね丁寧に。
梶田:相当仕上げて……お、ここっ、注目ですよ。
大張P:あははは(笑)
大張監督:ここも良いですよね。
大張P:ここ横顔は、
大張監督:ここ、この表情が、
大張P:ちょっと上向いたときが可愛いですよね。
梶田:一瞬の表情を描き込んでいらっしゃるんですよ。
大張P:ロボも大変ですけどキャラの衣装が。
梶田:キャラの衣装がアイアンサーガ細かいんですよね。でここで中村さん兼役、
中村:僕の兼役(笑)
なんで兼役……主役なのにやってんですかね。
梶田:本当ですね。それは中々ない感覚だと……ここ、ここ凄いっすよね。
大張P:あー、夏美。
中村:こういうとこね。ちょっとよろめいて。
梶田:ここの躍動感。
中村:んで女の子が出てきて。
大張監督:叫び。
梶田:で、ここのね。
大張監督:一瞬のシイタケ目。
梶田:そう、このもっちりするところが良いんですよね。
中村:あれだけですげえ枚数使ってる。
梶田:で、ここの立ち姿今の。
大張監督:山根さん。
大張P:忍者と言えば山根さん。
梶田:完全にあれですよね、飛影立ち(忍者戦士飛影に由来する腕組みポーズ)ですよね。
中村:そうそうそう、知ってるなあれって。
大張監督:シールド着弾して。
大張P:捨てたんですよね。
大張監督:捨てて爆発。
梶田:顔がフェーズオープンして。
大張監督:甘苦(噛みタバコのようなもの)をぷっとこう吐いて。
大張P:捨てる。
梶田:楊枝吐き出すシーンなんて普通に見てたらわかんないですよね。
で、キャラがだーん。
中村:凄い出る。

アニメCM原画公開

梶田:ということでね、みなさんじっくり見ていただきましたけれども。ちょっとね、その辺も含めて制作時の裏話を色々聞いていきたいと思います。
こちらなんですけれども、今回アニメPVの原画を一部ご紹介していいということで提供していただきました。
スライドをお願いします。
大張監督:格好良いですね、色っぽいですね。
大張P:女性ファンめちゃめちゃ大好評な。
梶田:めちゃめちゃ綺麗ベカス格好良い。
中村:一番最初のとこ。
梶田:実際アイアンサーガの女性ユーザーの比率ってどんなもんかわからないんですけれども。
中村:どんぐらいいるんだろうね。
大張P:でも今回公表した後に女性ファンがめちゃめちゃなんか発言してて。あ、こんなにいるんだって逆に思いましたね。
大張監督:届いてるんだちゃんと。
梶田:俺も生放送するにあたってリサーチ結構したんですけれども。結構女性ユーザーがTwitterでつぶやいている。
中村:そうなんだ。
大張P:そうそう。
梶田:ベカスが格好良いですよとか、アドバイス貰ったりとかして。
まあ中々のね、特殊なコンテンツになっている。
「つまり俺たちは女の子だった?」(生コメ)って、そういうことではない。お前らは男だ。どうしようもなくおっさんだ
中村:勘違いするな。鏡見ろ。
一同:(笑)
梶田:そしてそして、どんどん送っていきましょう。次のスライドです。こちらですね。
大張P:ウェスパですね。
大張監督:ウェスパ良いですね。
 
梶田:可愛いですね。ウェスパはですね。まあ衣装見てのとおりかなり細かいんで動かすとなると相当苦労するでしょ、髪も、
中村:いや本当だよね。
梶田:機械教廷のところ結構ヒヤッとしたんじゃないですか?
大張監督:ヒヤッとしましたね。一例があの、弊社の大篭っていう人間が原画なんですけど。凄く頑張ってくれて、まったく線を抜かずに。
梶田:いやー素晴らしいです。
大張監督:よく動画できたなと思って。
大張P:いや本当にね、本当にね。
大張監督:細かい。
梶田:そしてそして次のスライドお願いします。
大張監督:これですよ。
大張P:いやーこれ。
梶田:これです、この並びなんですよ。
大張P:このヴィノーラが。
梶田:これやばいでしょ。
大張監督:メカより線が多いという。線なのか何だかわかんないですからすでにね。
梶田:このフリル地獄はサクラ大戦でもやってない。
中村:フリルと髪と。
大張P:この設定の画像を貰ったとき、拡大すればするほどなんか模様が出てくるんでヒヤッとしちゃって。
梶田:ちょっとね、今後キャラ発注するとき考えてほしいですよね。
大張P:本当に(笑)
梶田:動かすことをちょっと考えて。
大張監督:前提にね、前提に考えてほしい。
梶田:ここは全員集合でうまく処置しましたけれども中々のね、動画殺しですよね。
では続きましては。はいこちらですね。
大張P:スサノオですね。
大張監督:スサノオとアヌビス。
梶田:こちらは大張さんの描かれた?
大張監督:アヌビスは僕の絵ですね。
梶田:言われてみるとバリってる、相当バリってますね。
大張監督:スサノオは岩木さんっていう方がやられて、スーパーロボット好きな方なんですよ凄く。描いてくださって、素晴らしい。
梶田:いかしてますよね。
大張監督:二刀流の……一刀流じゃないんですよね、二刀流という(笑)
梶田:やっぱり線多いですよ、アイアンサーガのロボは。
中村:多いね。
梶田:めちゃめちゃ線多い。
さて続きましては、はい。こちら白虎。
大張P:英麒ですね。
梶田:こちらもね、アングル的に、あのデッサンつかパースの取り方が難しそうなんですけれども。
大張監督:まあね手描きならではのデフォルメというか、本来こうなりませんからね。言っちゃなんですけど。
梶田:こういうのってCGだと逆に処理が難しいと聞いたことあります。
大張監督:難しいです。
中村:CGは難しいよね。
梶田:頭とかだけでかくしたりとか。
中村:わざわざこれ用にモデルを作る必要がある。
大張監督:モデルをね、そうそう。2D作画の妙ですね。
梶田:さあ続きましては。
大張P:テレサ。
大張監督:美しい。
梶田:美しいですね。
大張監督:処理凝ってますね非常に。別で処理もね。
大張P:そうですね。
大張監督:凄い凝って、ここやってて。
梶田:凄い目の描き方が美しい。唇も。
大張監督:特に今回は本当にもう短いPVというかCMなんで、目の処理を凄い凝ってるんですよ。それ以上やんない処理をやってますね。
梶田:めちゃくちゃパクチーの女って呼ばれてるのが気になる。(視聴者コメントへの反応)
大張P:好物がパクチーなので。
梶田:あはは(笑)
なるほど。
それでは続きましては。さっきの動いてたところですね。
大張P:夏美ちゃん。
大張監督:良いですね。
中村:瞬間的作画枚数が多い。
梶田:うん、めっちゃ動いてましたね。
大張P:原画の枚数がそもそも、
大張監督:とんでもないですよね。
大張P:とんでもないんですよね。
梶田:でもやっぱさすがわかってるなと思うのは井上さん、ロボの戦闘に巻き込まれて走って髪をかき上げて見上げるみたいな女の子って定番じゃないですか。
欲しいっすよね。ロボットアニメのオープニングに欲しい絵なんですよ。
中村:オープニングにだいたいいるね。
梶田:そうそう。
大張監督:ロボとの対比がやっぱり良いですよね。
梶田:そうなんですよ、わかってるんすよね。
そしてそして次。そう、ここの下りがね。これ俺、業界に詳しくないからわからないんすけどすげえ細かく、
中村:いっぱい指定が、PとかOとか。
大張監督:この髪がどう動くってやつで、
梶田:ええっ、うそ。
大張監督:この前に一枚あって、このAとかBが、こう展開しますよって指示なんですよ。
中村:なるほど、これがAのパーツBのパーツみたいな、
大張監督:そうですそうです、こう遅れてきますよってやつで。
梶田:えー、めちゃめちゃ気が遠くなるんすけど。
大張P:パーツ分けってことですよね。
大張監督:そうですそうです。
中村:じゃないとグチャグチャグチャっとなっちゃうってことですよね。
大張監督:そうですね。
梶田:地獄みたいな作業っすね、凄いなこれ。
大張監督:本当に細かい。
中村:なんか辛いんだね。
一同:(笑)
中村:動画描くのって辛いんだね。
梶田:まあ芝居してるほうは普段あんまりわかんないかもしれないですね。
中村:そうねえ。
大張監督:ここなんか夏美さんのヒロイン感が凄いですよね。凄いヒロインっぽくて良いなと思って。
大張P:そうですね。
梶田:本当に。
さあ続きましては。
大張監督:わあ出た。
梶田:出ましたね。
大張P:ああこれは。
大張監督:可愛い。
梶田:好きなんすよねドリス。
大張監督:可愛いですね。
大張P:ドリスはぜひ入れたいなとは思ってましたね。
梶田:動かし甲斐がありますよねたぶんドリスって。ではそんなドリスなんですけど、なんとここからしばらくドリスが続きます、どうぞ。
ドリスが次、こうなる。
大張P:こうなる。
梶田:もちっとなる。
大張監督:もちっとなり、
梶田:もちっとなる瞬間がまた可愛い。アホ毛がね、また太いんすよねドリス。
大張監督:太いアホ毛(笑)
梶田:良いですよね。
そしてまた次ドリス。このいつものポーズにシイタケ目、これがいいんですよね。
んで、次。
大張監督:ここで決め。
大張P:決めですね。
梶田:星が出ると。
さあ、そしてそして続いては。こちらリーゼロッテなんですよね。
大張監督:こんな重そうなものを。
大張P:あはは(笑)
梶田:なんか今回キャラのチョイスが何基準で選んでるんだろうなって思ったんですよね、PV。
大張P:そもそもの話このPVって結局どういう内容にしようかなって話を社長と話し合ってたとき、社長がメインストーリーに沿ったものを作ってくれって話だったんで。
梶田:なるほど。
大張P:出番の多い人をまあチョイスして、プラス社長がさらにリーゼロッテと小林……小林真紀と、あとテレサと朧を出す話だったんですね。
まあメカだとスサノオとバイロン……あ、バイロンはキャラクターですね。バイロンはええと、スサノオとマスター飛影を出してくださいっていう感じで。
梶田:そこの指定はあったんだね。
大張P:はい、それで組み合わせた感じですね。
梶田:なんか俺が進めた段階のストーリーだと、結構リーゼロッテって無茶な登場の仕方で無茶な退場をしていくって感じのポジションで色々、
大張P:結構ベカスに縛り上げられたり、
梶田:そうそうそう。なんかドロンボーみたいな感じの。
大張P:そうですね、若干ドロンジョ感はありますね。
梶田:うんそうそう。ダッチーの趣味なんでしょうね。
大張P:あのー、カット2のグニエーヴルは、と睦月ちゃんは私はねじ込んだんですけど。
梶田:あ、そうなんすか(笑)
大張P:グニエーヴルちゃんと睦月ちゃんは私のねじ込み(笑)
梶田:職権濫用じゃないですか。
大張P:いやーあの、グニエーヴルはやっぱ出したほうがいいんですよね。
梶田:ポジション的にね。
大張P:そうですね。出したほうがいいのと、あと睦月ちゃんは朧が出るんであれば設定的に妹を出したほうがいい。やっぱそのほうがグッと来るかなって、妹の病気を治すというそこはちょっと生かしたほうがいいかなって、
梶田:ゲームダッチーのPではないのにすげえわかり人じゃないですか。とんでもねえわかり人じゃない。
大張P:そのほうがユーザーの方もおおってなるかなと思いますね。
梶田:大したもんですわ。
そしてですね、一応スライド、原画はこれでおしまいですかね?あとある?まだある?
さあ次行きましょうか。
大張監督:ネロだ。
梶田:ネロですね。ドリルが回転してる様が。
大張監督:謎ドリルスクリューパンチ、スクリューエフェクト。
大張P:ゲームの中で実はドリルが大きくなって竜巻がめちゃめちゃ出す技があって、それを監督がなんかこう参考にして作った技。
大張監督:今回アニメ用にね、やってみました。
梶田:めっちゃスーパー系ですよね。
大張監督:うん、格好良いですよねネロって。
梶田:格好良いわ。
さあまだもう1枚あります。続いてはこちら。
大張監督:出た。
梶田:ウァサゴですね。
中村:ウァサゴ。
梶田:そしてちょうど覚醒の直前のシーン。
中村:直前だね。
大張監督:そうですね。
中村:開く前だね。
梶田:変形前のね。
ウァサゴのね、変形機構もまたね、結構複雑な動きをするんですけれども。
大張監督:ウァサゴ立体物で欲しいですね。
梶田:うーん、欲しいですね。
大張監督:立体が欲しくなっちゃうこのデザイン。
梶田:実際造形物で作れる関節になってるんですかねぇ。
中村:誰かがうまく作るんだよ。
梶田:そうですね。
大張監督:フィギュア欲しいですね、プラモも良いね、プラモ良いね。
大張P:プラモ良いですね。
中村:こんなの作れるかなと思ってたのがなぜか作れちゃうからね。
梶田:あのゲッターロボでさえ機構が実現、
中村:ああ、そうだね、もう、ねえ頑張ってるよね(笑)
梶田:絶対無理だろって。
中村:溶けてるからね。
梶田:そうそうそう。
中村:アニメだとね。
梶田:だからね、日本のこのロボットを動かす技術に不可能はないんじゃないかと思うんですよね。
中村:なんとかなるよね。
梶田:さあ、というわけで原画はここまでとなります。一部でしたがいかがでしたでしょうか。かなり貴重なものを見せていただきました。

アニメCM絵コンテ公開

梶田:そしてそして、なんとこれで終わりじゃありません。ここからはさらにアニメPVの絵コンテという、
中村:絵コンテ。
梶田:また貴重なものを公開していただきます。こちらすべて大張さんが手がけたものです。
大張監督:そうですね。
梶田:じゃあスライド見ていきましょうか、どうぞ。こっから、左から見る感じですね。
大張監督:そうですね。
梶田:大張さんあの、絵コンテって人によって大分テイスト違いますけど、大張さんかなりしっかり書かれるタイプですね。
大張監督:そうですね、やっぱり監督である以上、イメージをこうね、スタッフに伝えたいっていうのもありますし、クライアントさんもそうですし。
あともうアニメーターでもあるのでどうしても描いちゃいますね。
梶田:ですね。
大張監督:絵を描いてしまうなあっていう。
梶田:人によっては棒人間で済ませたりする人もいるにはいるじゃないですかスタイル的に。
大張監督:そうですね。
梶田:これメカもしっかりと構図まで完璧に描いていて。
大張監督:こだわりがそこはありますね。
かと言って全部僕のこのまんま描いてほしいわけじゃないんですよ。僕を超えてほしいと思ってて、最低限これですよっていうことなんですよね。
梶田:最低限がこれ(笑)
大張監督:最低限はこうだ。ならば君はどうするっていうふうに毎回こうね、振ってるんですけど。
梶田:熱いですね。ロボットアニメみたい。ならば君はどうするって(笑)
大張監督:まさにまさに、そういうつもりで描いてますね。
梶田:いや凄いですね。ずっと手前にベカスいますって指示もしっかり入って。
続いていきましょうか。はい、こちら。
結構そのね、大きく画面とるんで大きく指示出して。これ注目してほしいのはこの機械教廷の部分が違いますよね、映像と、
大張監督:そうですね。本当はこれで行きたかったんですけども、カメラワーク不可能だったんですよね(笑)
中村:まあ、
梶田:まあ、
大張監督:こりゃ無理だと思って。
梶田:相当難しいっていうか、
大張監督:あと秒数もあったんで、結構1カット短くなっちゃってということはどう見せよう、と思って。
大張P:そうですね。
大張監督:顔、顔も見せたかったんですよね。
大張P:そうですね、顔は絶対見せてほしいなっていうのは。
梶田:回り込みのカメラワークって基本嫌がりますよね。みんな苦労しますからね相当。
大張監督:そうなんですよ。
梶田:そこうまく処置して全員うまくバシッと格好良く見せましたけれども。
大張監督:元はこうだったという結構レアな、
梶田:元これ難しいですよね。
で、通常バージョンのスロカイ、これ衣装指定ってことですか?
大張P:これ元々実はあの……コックピットの中の衣装違うんですよね。パイロットスーツって言えばいいんですかね。パイロットスーツ版でなんかポンチョを着ている実はイラストがあるんですけど。
ここにはないですね……ですけど、で私が監督に通常Ver……あの、のちのち要はパイロットスーツ着てるスロカイが出てくるのでここは通常バージョンでお願いしたいっていう。
それで通常Verって書いてあるんですね。
梶田:それがさっき言ってた直しをしてくださいという、
大張P:まだあるんですけど(笑)
梶田:凄いな(笑)
大張P:まだあるんです、そんな話は確かしましたね。そう本当はでっかい王冠みたいのを被ったパイスーのやつがあったんですけど。
梶田:じゃあ続きで見ていきましょうか。続いてはこちらでございます。
大張P:これが社長が出してほしいスサノオで、スサノオ1体出したら流れがあれだからインフィニティも1体足しましょうって。
もう1個前の初期のコンテだと実は遥とかがいたりしたんですけど、ちょっと秒数のあれで。
梶田:ちょっと入りきらなかった。
大張監督:オミットしちゃいましたね、そこは。
大張P:ちょっと入らなかったですね、遥は。
梶田:でもこれね、誰が作った定番かわからないですけど前面メカバーンで後ろでパーンてスタイリッシュなポーズでまた1匹入るってのもよく見る。欲しい絵なんですよね。本当に最初が何かは思い出せないですけれども。わかってますよね。
で、アヌビスとパイロットとの絆をうまく表現した下りありますよね
大張監督:月をバックにってところが。これもう2つで勢い入れたかったですね。
大張P:これがまさに最初のワカ、反ワカ編と言われてる一番最初のシナリオで、最終決戦の一個手前かな?前日とかの夜のシーンなのでもうちょっとここは思い出に残るシーンかなと思って入れましたね。ここにしましょうって話は。
梶田:ストーリー追いかけるなら不可欠なシーンですよね。
大張P:そうですね。
梶田:さあ続きましては。ああ、例の振り向く朧の後ろ姿からのキラキラってなるやつですね。
中村:これ「チチユレ・ホクロあり」ってところに、
大張監督:(笑)
こだわりが。
中村:ホクロはちゃんとね、ずっと描いてましたからね、しっかり。
大張監督:そうですそうです。
梶田:あれを忘れちゃいけないって。
大張監督:ホクロ大事っていう。
大張P:そうですね、ホクロを忘れがち。だから絶対、
梶田:いやーそうなんですよ。アニメの作画でピアスとかホクロとか忘れがちです。
大張監督:乳ボクロ大事だから。
梶田:またお乳の動きが凄い柔らかそうにうまく描かれてましたよね。
大張監督:あとはヘッドセットの話ですかね。
大張P:そうですね、ヘッドセットの話、
梶田:ヘッドセット?
大張P:これ実は朧のヘッドセットって、みんな両耳だと思ってらっしゃるんですけど実はこれ片耳にしかないんですよ。
梶田:えっ、そうなんだ。
大張P:そうなんです。それ私ずっと実は気付かなくて、ずっと朧のキャラクターの絵を見て……あ、フィギュアはですね両方とも付いてないんですよ。だから気付かなかったんですけど。
梶田:本当だ付いてない、なるほどね。
中村:ふーん。
大張P:そう、ヘッドセットは実は右耳にしかないのかな。
梶田:はーあ。
大張P:そうなんです、そう。ずっと版権の絵見てたら、これ左のヘッドセットの影かと思ったら髪の毛がフワッとしてるだけだったという。
それで社長にヘッドセット片方しかないんですか?言ったら「そうだよ」って言われて、いやそれ最初に言ってよと思って、
梶田:コメントもざわついてますね。知ってたっていう人と知らなかったっていう人が混在してて。
大張P:そう、そうなんです、右向きのスキンしかないんで。あの、これ言っていいかどうかわかんないんですけど、公式のグッズ両方とも付いてるからもう騙され、
梶田:ちょいちょいちょいちょい。
どういうことだ?公式。
中村:反転しちゃった。
大張P:騙されちゃって(笑)
梶田:解釈違いやぞ?もう。
大張P:そうなんです、そうなんです。
梶田:ファンアート描く人も困りますって(笑)
大張P:そうなんです、だからもうずっと気付かなくて(笑)
梶田:みなさん今覚えていってください、右だけです。公式的には。
大張P:あの、広めといてください。
梶田:ダッチー君そういうとこやぞ。
大張P:ほんとほんと本当に。
梶田:さあそしてそしてカグヤあってからの次、行ってみましょうか。ここからは、あのシーンか、錫杖のシーンに至るとこまでですね。
大張P:そうですね。
大張監督:ヴィランズがいて。
(ヴィランズは悪役のことを指すスラング)
大張P:オスカーとオーシンとシンシア、まあこの3人は色々曰くつきなんですけど。
梶田:一応ヴィランズという扱いになるんですね。
大張監督:そうですね……
大張P:これはねちょっと今配信途中の教廷編全部見ないとちょっとわからないかもしれないんで。
まあここはあまり触れないでおこう……
梶田:割りと最新回までフォローしちゃってる。
大張P:そうですね、ちょっとあんまり触れないほうがいいかなって感じですね。
中村:シヴァ。
大張P:シヴァ。
梶田:シヴァですね。
大張監督:シヴァがいて。
大張P:シヴァ、チュゼール編の英麒、影麟が共闘して。(他のキャラも)まあ結構たくさんいるんですけど。英麒、影麟が共闘するってのが結構やっぱり。
梶田:熱いっすよね。
大張P:熱いですね。
性格がやっぱ全然違う、噛み合わない感じだったんで。
梶田:俺最初にゲーム始めたとき英麒と影麟の見分けが付かなかった瞬間があって、これどっちも中村さん兼役やってんのかなって思ったことがあったんすけど。実は違うんですよね。
大張P:そうですね、よく女装するほうは影麟ですね(笑)
梶田:始めたてのときは同じキャラなのかって思ったんすよね。
次のスライド行ってみましょうか。
大張P:ああ、ここですね。
梶田:錫杖から迸るあの稲妻のエフェクト。
大張監督:1カットが3ページっていう。
一同:(笑)
大張監督:しかも2秒間くらいですよこれでもね。
大張P:あっという間でしたね。
梶田:バリバリバリバリ……バリってますねここ。
大張監督:普通やんない、こんなに丁寧に描きませんからね。
梶田:うーん。
さあそしてそしてお次のスライドが、またアクションシーンが続きますね。白虎出てきて。
大張監督:白虎と青龍。
大張P:白虎と青龍って、空を飛んでるというよりか、地面をピョンピョン跳んでるというイメージが凄いあって、だから普通のロボットと違ってフワーと飛んでるんじゃないんですよね。
梶田:ええ。
大張P:ちょっと跳躍してる感じ。
大張監督:ジャンプしてる感じというか。
大張P:ジャンプしながら。
梶田:動きは割りとあのガンダムファイターに近いですよね。
大張P:そうですね(笑)
大張監督:格闘機っていうと(笑)
大張P:そうですねって言っていいのかな。
中村:中で動いてるの?
大張P:結構中国っぽくって武闘派っぽい感じだから普通のロボットみたいにフアーって飛ぶというよりかは、こうジャンプしながらっていうほうが。
梶田:物凄いキビキビ動く感じしますよね。
大張P:そうですね。
梶田:で、テレサのシーンに入って。で、ディアストーカー。ディアストーカーは出すべきだった?機体で。
大張P:まあテレサを出すんだったらディアストーカーも出しましょうって感じでしたね。既存の版権を使ってアニメーションっぽくアレンジした、
大張監督:レイアウトは版権のままだけども、絵はちゃんと描き起こしてるんですけどね。
大張P:そうですね。
梶田:凄いなあ。
さあそしてそして、続きましては。
大張監督:わあ、このカット。
梶田:このカットですね。
大張監督:もう僕の予想以上に格好良かったですね本当に。これ実は奥のロボットと手前のキャラクターって別の方が描いてるんですよ絵を。
梶田:あっ、そうなんですね、協力プレイで。
大張監督:そうなんです、まさに合体プレイです。合体してて、そこがうまくいったなと思って。
大張P:ここ結構面白いエピソード、面白いかどうかわかんないんですけど。
背景をどうするかって話になったときに新宿御苑ぽくとか大泉学園の森林公園辺り、あ、新座市かな。新座市辺りの森林公園っぽくみたいなそんな会話、
梶田:ああー。
大張監督:うんうん。
大張P:遠くに、新宿御苑だと遠くには新宿の輝かしいところがあってそこからちょっと離れて森が多いみたいな、とか。
梶田:はあー、だから見覚えあったのか。
大張P:そうですね、新座市の森林公園だと遠くに練馬とか池袋とかさんさんとしてるけどちょっと静かなところでって、なんかそんな話して、
梶田:かなりなんか、戦闘シーンなのに身近に感じた理由それですね。
中村:見たことあるみたいな。
大張P:で、あと夏美が凄い、私が結構こだわったところ、絵コンテを修正したところ、修正を要請したところなんですけど。
梶田:例えばどこですか?
大張P:これ夏美に本当は最初の絵コンテでは泣いてたんですよね。
あの頭を、その1、2、3の5コマ目で頭を上げるとき涙があったんです、
梶田:確かに凄い悲しそう。
大張P:あの、泣かせないでくださいって言ったんですね。
要はこのシーンって実はもうみんなシナリオわかってるんで言いますけど、ベカスに振られたあとで、そのベカスが夏美を逃がそうとしてるんですよね。
で夏美がお父様のところに助けを求めに行くんですけど、もちろんなんか色々悲しいし、おそらく学生なので初めてリアルな戦闘で色々怖い思いはしてるんですけど、おそらく夏美はベカスを助けなきゃという心はやっぱり集中してるので、その自分の気持ちはあんまり、泣くっていうその気持ちは出ないんじゃないかって。
梶田:うわあ、わかってらっしゃる。
中村:うん、ねえ。
大張P:で、まあ最後に、もうこれもどうせみんな知ってると思うんですけど、最後にまあ色々あって泣くんですよ。
梶田:そうなんですよね。
大張P:そのためにも、その泣いてるシーンを際立たせるためにもここは泣いちゃいかん。
梶田:はあー、そういうことか。
大張監督:頑張る、
梶田:ちゃんとゲームの末路も踏まえて。
大張監督:そうそう。
大張P:そうですね。やっぱりユーザー的にもやっぱりここで泣いちゃうとそのストーリーの最後に泣くところが際立たなくなっちゃうので、そこは泣くなと。
梶田:ここのシナリオは本当腐れ外道だなって思いましたよ。
大張監督、大張P:(笑)
梶田:本当にね。そんな悲しいことあるっていう。
大張P:そうですね。まあ結構シナリオ的に辛い、一番辛いって言ってもいいんじゃないかな。
本当はなんかこのシーンじゃなくてベカスと夏美がホールで踊るシーンがあるんですけど、ベカスが夏美を落とすシーンがある……落としにかかるシーンがあるんですけど。そこも良いよねって話はあったんですけど。
まあ結果こんな感じ、こっちのシーンを選びました。
梶田:そうなんですよね。
中村さんがきっと録ってる段階じゃわかんないとは思うんですけれども、もう本当にね。このシナリオの回ってベカスが割りと教師みたいな、教師びんびん物語的なやつよ。
大張P:そうですね(笑)
梶田:そうなんですよ。
それで生徒との淡い恋物語みたいなものが展開するんですけれどもそこに一悶着がありましてね。
結構人気の高いシナリオなんですよね。
大張P:結構えぐい話でもあるんですけど。
梶田:そうなんですよね。
で続いて、そのドリスのシーンがあって、続いて。
あ、ここっ、ここの立ち姿です。
大張監督:もうね。
梶田:マスター飛影(笑)
中村:見たことあるぞ。
梶田:見たことある(笑)
大張監督:一番下見たことありますよね。
中村:忍者と言えば腕組み。腕組みと言えば山根理宏という。
大張P:山根まさひろ、理宏、
大張監督:理宏ですね。
(アニメーターの山根理宏(やまねりひろ)は令和元年に名義の読み方を「まさひろ」から「りひろ」に変えている)
梶田:いやー山根さん俺大好きですよ。関わっていらっしゃるんですねやっぱり山根さんもね。
大張監督:2カットやっていただいて、はい。もうオーダーしたときにね、
大張P:山根さん、だって何のカットか言わずに絵コンテ見ただけでここ俺だなって言って、
一同:(笑)
大張P:「ここ俺でしょ」って言ってました(笑)
梶田:阿吽の呼吸ですね。
大張監督:正解だったんですけど、はい。
梶田:いやあ、本当に素晴らしい。
さあそしてそして、ネロのこれいわゆるパイロットスーツのスロカイ、
大張P:そこはねあんまり今触れちゃ……言えない部分、
梶田:言えない所なのね。
大張P:はいみなさんぜひ教廷編、今後ね。
梶田:最新の所ですよね。
大張P:読んでいけばわかるかなって感じなのであまり深く考えないでほしいです(笑)
梶田:そしてドリルパンチの下りで、カメラ回り込んで。
大張監督:回り込み。
梶田:ウァサゴに向かうその攻撃。いやー本当やっぱセンスっすね、カット、コンテってのは。
で、続いてのコンテが、いよいよ大トリの決めのシーン。
中村:そうだね、最後。
梶田:ここのね、やっぱロボットの顔が開くっていう演出って燃えますよね。
真の力を発揮するみたいな、
大張監督:ね、覚醒する。ここシールドにさっきのネロの攻撃が当たってしまって、こう投げて爆発するっていう芝居を入れまして、この後で。
あとまあね、ベカスにしても甘苦をこうプッてやるところは後で入れまして。
大張P:ゲームでもシナリオの中でもシールドが壊れて……ちょっと壊れちゃうというシーンがあるので、まあ入れましたね。
大張監督:通常甘苦をくわえてるんで、叫ぶときにどうしようと思ったんですよ。
中村:あはは(笑)
梶田:うーん確かに、
大張監督:そのままなんかこう、くっ付いたまま、
中村:いやいやそれ岩鬼じゃないですか。
大張監督:ね、ですよね。
いや、岩鬼リスペクトは違うんで。
梶田:岩鬼リスペクト(笑)
中村:岩鬼じゃないですかそれじゃあ。
大張監督:岩鬼リスペクトはまずいと思って。
大張P:でも懐かしい感じにね、
大張監督:ね、ちょっとプッとこうね、吐いて……吹いて、叫ぶという。
梶田:岩鬼くらいしゃくれてたらできるかも、
中村:維持できる。
梶田:ベカスは無理(笑)
大張監督:くわえたまま喋らせる。
中村:くわえて口パク。
梶田:うまくその格好良い演出で処理しましたよね。ここさすがですわ。
というわけで、しっかりとじっくりと絵コンテのほうを見させていただきました。

フリートーク

梶田:いや本当にね、大張さんもそうですけど嫁バリさんの手腕も、
大張監督:まあ本当に。
大張P:いやあ。
梶田:凄い、大したもんですわ。
中村:敏腕やな。
梶田:超敏腕ですよね。中々ここまで作品のことを理解してフォローできる人いないですよ。
中村:一番大変なほうのプロデューサーをやってるんですね。
大張P:そうなんですかね。
中村:プロデューサーってやっぱり、ね、具体的に言うと決まってないじゃないですか。
どこまでを何するっていうのが、だからいろんなプロデューサーの方を見てきても、ここだけを専門でやってる人もいれば、本当に幅広くいろんなことを全部やれることを全部やりますっていって、もうプロデューサーなのかみたいな。
梶田:本当ですよね。
中村:見え方する人もいますけど。
大張P:思えば色々やってましたよ。
なんか、こういう撮影にしてほしいって言って家で動画作って。
大張監督:あっ、そうそうそう、そうなんですよ。
梶田:動画作って?
大張P:言葉で言えないから、監督と話し合ってこういう映像にしたいよねってなってその動画をこう、
大張監督:撮影監督に送って。
大張P:撮影監督に送って。
大張監督:こんな感じにしてくださいとかやってましたね。
まさにちょっと、ねえ、凄かったですね。
梶田:ちなみにですけれども、大張Pのほうはどうやってロボットリテラシーというか、ロボット関係の知識を高めてきたんですか。
大張P:ええとですね私、小さいとき一時期上海に住んでたんですけど、実は上海では私が幼稚園の頃ってグランゾートとかワタルをやってたんですよテレビで。
梶田:ああー。
大張P:あとは何だろう、レツゴー……レッツ&ゴーとか凄いやってて、エヴァンゲリオンもテレビでやってたんですよ。普通になんか晩御飯の時間でやってるんですよ。それでまあウルトラマンも凄い実は詳しいんですけど。
それをずっと見てたんで、なんかあんまり違和感……それしかなかったんですそもそもアニメが、それで。
梶田:摂取できるアニメコンテンツが丁度その辺りだった。
大張P:そうなんです、そうなんです。キャプ翼とか、釣りキチ三平とかも実は詳しいんですけど。
梶田:まじかい(笑)
大張P:あの時間帯にやってるんですよね。
梶田:え、でもそれって中国、俺も同じく上海に住んでたからわかるんですけれども、吹替版じゃなかったすか?中国語で。
大張P:吹替版です。
梶田:ですよね。
中村:あ、そうなんだ。
大張P:だから役者さんは全然詳しくないんです。
梶田:役者全然違うんですよ。
中村:なるほどね。
大張P:全然詳しくないので。
梶田:逆にレアなんですよ中国って、吹替やるんで必ず。
大張P:はい、そうですそうです。
中村:そうなんだね。
梶田:そうなんすよ、いやー凄いなあ。
え、で、それでロボットが好きになったんですか?
大張P:好きになったというか、まあ、あんま普通のアニメと、
梶田:当たり前として認識してた?
大張P:違いがないというか普通に見てるって感じですね。
中村:普通に受け入れている。
大張P:はい。めっちゃ幼稚園の頃からあの、あれ、レイスティンガーとか作って走らせてましたよ。
梶田:レイスティンガー(笑)
懐かしい(笑)
大張監督:凄い(笑)
大張P:おじいちゃんと一緒に作ってたんだよね。
梶田:あれ?なんか世代聞くと嫁さん俺の世代に近いんすけど、大張さん、結構、
中村:うーん。
マフィア、中村:(笑)
梶田:ね(笑)
中村:うん(笑)
梶田:羨ましいことですわ。
大張監督:あー。
一同:(笑)
中村:それは自慢しに来るわ(笑)
梶田:それは自慢したくなるわ。俺もこんなガンダムSEEDみたいな服着た嫁さん欲しいわ。
大張P:あーいや全然(笑)
大張監督:ガンダムSEEDみたいな(笑)
大張P:全然ガンダムSEEDは意識してない(笑)
梶田:そういえば肩が出た服着てたなって。
大張P:確かに確かに、あーでも言われてみれば、
中村:なんか着てたね。
大張P:いましたね。
中村:あの歌姫のやつ?
梶田:そう、ミーアのほうが着てた気がする。
大張P:ミーア、
中村:着てたねそういえば。
梶田:うーん、いやいや本当にね、大変濃いお話が色々聞けてる。ここからさらにまだ時間があるので色々聞いていきたいんですけれども。
あんまりね、やっぱり中村さんのほうっていうのが、今回放送出るのも初めて、
中村:うん、そうだね。
梶田:アイアンサーガについて話すのも初めてですよね?
中村:はいはいはい。
梶田:たぶんベカス録ったのって随分前だと思う、
中村:めちゃめちゃ前だったと思うよ。
梶田:めちゃめちゃ前に録ってはいるんですけれども、まずさっきも気になったんですけれども、主役なのに兼役あるじゃないですか(笑)
中村:はい。
梶田:中々国内のコンテンツだとありえないことですよね。
中村:ありえないですね(笑)
梶田:しかもまだ遠いキャラクターならわかるんですけれどもがっつり、
中村:近いんですよ。
梶田:はっはっは(笑)
ライバル関係にあるんですよ。
中村:そうなんですよ。
設定見たらおやって思ったんですよ。
梶田:あはは(笑)
中村:なんかね、そうなのよ。
一番最初にこれですって資料を頂いた時に2役あるっていうのを見てああ2役なんだと思ったときに1人が主人公って書いてあって、あれっ主人公が兼役ってあまり聞かないんだけど。
梶田:うん。
じゃあボリュームがあまりないから(2役)やってくださいなのかなと思ったら、いや、なんかストーリーパートのちょこちょこ読むところもあるし。
梶田:めちゃめちゃ出ます。
中村:しっかりあるよ。
で、もう1キャラのほうも、もう関係性の中に主人公とちょっとだけ絡みがあるとか書いてあるから、なんかおかしいんじゃないかなって。
梶田:さすがに聞きますよね。
あの、兼役でいいんですかこれはっていう、
中村:いやまあさすがにそれは言えないから。
梶田:言えないすか(笑)
中村:うーんと思いながらやってたけど。
もうね、大変だったんだけど、このタイトルに限らないんだけど。やっぱりね、国においての……国ごとのキャラクターカテゴリーの考え方が違うなっていうのを凄く痛感したのこの辺りの時期に。
梶田:なるほど、興味深い。
中村:ベカスがこういうキャラクター設定ですよっていうのを資料でもいただいてるんだけど、それを、まあ今までね、この日本でアニメーションとかでやってきたキャラクターに置き換えたらこういうラインの人物像かなって考えたりとかも設定から思う、我々の感覚的なところで言う、振り幅とか、
梶田:ある程度、
中村:表現の仕方ってのをやったら、もうちょっとこうしてくださいとかが、
梶田:違った?
中村:結構違うのよ。で、それってセリフ回しにも出てて、あれこのキャラクター設定だとこの台詞言わなくないみたいな。
梶田:あー、いわゆる、
中村:こんな言い方しなくないみたいな。一番面白かったのはこのゲームじゃないけどクールって書いてあるのに攻撃ボイス1「ヘイ」っていうの。
一同:(笑)
中村:……あったのが一番面白くて。「ヘイ」かっ。
梶田:「ヘイ」って。
中村:クールなのよ。それまで「お前か」みたいに言ってんのに「ヘイ」って。
梶田:そんなのあります?
中村:あるのよ。でも、だいたいそれを日本でサービスを開始するにあたっては、日本人に、ちょっと受け入れづらいからそこは「フン」とか「ハッ」とかに直るんだけど。
梶田:まあ直しますよね。
中村:でも最初に本国から来た原稿でそのまま訳されていくと「ヘイ」が多いのよ。
梶田:そんなストリートファイターのDJみたいなポジションの喋りを。
中村:へぇーい。
梶田:クールキャラやらないですよね。ファンキーなキャラですよね。
中村:そうだね。
梶田:「ヘイ」っつったら日本のイメージだと。
中村:ちょっと楽しい奴、
梶田:楽しい奴ですよね。
中村:印象があるじゃないですか。
そういうところはなんかこっちも演者もライターさんとか訳す方に任せ切らないでちょっと勉強が必要なんだなって思った。
梶田:そうですね。
中村:これからやっぱりいろんななんかさ日本の声優さんがさ、凄く重宝していただいてさ、中国でサービスをしますって言っても日本語でそのまま展開しますということが多いじゃない。
そういうふうに凄い尊重していただく以上さ、そういう文化を色々知っていかないといけないなってのはね、感じてくるね。
梶田:いやーやっぱグローバル化していくと芝居のやり方も変わっていくもの、
中村:あると思うよ、そういうのは。
梶田:え、中国の声優は国家資格?うそ。
(視聴者コメントへの反応)
大張P:そうなの?
梶田:そんなの俺初めて聞いた
中村:嘘ついてない?
梶田:嘘ついた?
一同:(笑)
梶田:やめろ、信じるからやめろ。
中村:こっちわかんないと信じちゃうからね。
梶田:いやー本当にね、実際あの、このゲーム俺も実装されるんですけれども、ぶっちゃけ、
大張監督:「俺も実装される」?
大張P:「俺も実装」(笑)
中村:俺は実装されてないよ?
「俺も」っつってるけど、梶田君ちょっと一点いい?
梶田:はいはい。
中村:中村は実装されてないのよ(笑)
梶田:そうでした(笑)
中村:そうなのよ、ごめんね、だから、梶田は実装されるんですけどっつって。
梶田:そう、確かにあの、勘違いしてました。
自分と役の境界曖昧すぎて、うん。
中村:梶田君がね、実装されるんでね。
梶田:そう、限りなく梶田のやつが実装されるんですけれども。
ぶっちゃけていうと、台本、俺全部書き直しました。
中村:ああそう。
梶田:ええ。
あのやっぱり向こうのテイストと、こっちの言葉入れ替えるとすげえ食い違いが生じてしまうんですよ。決して悪いことではないんですけれども。
あのちょっとこのキャラってこういうことを言うのかなとさっき中村さんがおっしゃったようなことが発生しちゃうんですよ。
中村:あるよね。
梶田:だから一応ね、シナリオライターもやらせていただいている以上ほっとくわけにはいかんので、ある程度てかまあぶっちゃけ全直しさせてもらったんですけれども。
その辺割りとフレキシブルに対応いただけるんですよ。
中村:うんうん。
梶田:ゲームダッチーさんって。そこがやっぱ良い所なんだろうな。
中村:まあやりやすいよね。
大張P:確かに確かに。
梶田:これで絶対押し通すぞ、じゃなくて日本的にこれが駄目ならちょっと良いように直してもいいっていう対応ができるのが非常に助かる。
(聞いている3人が繰り返し頷く)
梶田:どうですかプロデューサー目線から見ても。
大張P:いやあ確かに、やりとりしていますけどなんか絶対駄目っていうのはないですね。結構ちゃんと理由言えば「いいよ」って。
中村:説明すればね、通じるんだよ。
大張監督:良くなればいいということですよね。
大張P:そうですね。ものがもっとさらに良くなるんであれば全然それで構わないって感じ。
もちろんこれだけはやる……変えないでというのはもちろんありますけど。基本的にそれはそんなに他の会社に比べて少ないんじゃないかな。
梶田:いや本当にかなり物凄いこっちに配慮してくれるっていうのが、やっぱりやりやすいコンテンツなんだろうなと日本展開でも。
ただねただね兼役問題はね。
アニメ化したとき中村さんどうするのっていう。
中村:そうだね、これ今後ね、もっと。
今ついてるボイスって極々一部になっていますけどね、いっぱいつけますってなったら困っちゃうもんね。
梶田:どうするんですかね。別録りじゃなくて中村さん連続でしゃべることになるんすかね、こういうアニメのときって。
中村:結構でも、もしこれをねテレビアニメしますとかなんかOVAみたいにやりますってなったときに、最初のやるいわゆるテストってやつは割と……やらされるというかみんなやるよね。
梶田:やりますね。
中村:掛け合いの部分も。
それで、だいたいそれを見て、「なんかいけそうだったんでそのままいきますね」みたいな感じで録ったりとかあるよ。
梶田:かなりパワーによるところがありますね。
中村:そうそう。あ、そう、ねえ野沢さん、悟空とかほとんど。
(視聴者コメントへの反応)
梶田:そうそうそう。
中村:なんかだって……噂、だよ?
もう同時にも喋ってんじゃないかな。
一同:(笑)
梶田:まことしやかに囁かれてる(笑)
中村:親子かめはめ波一緒に、1回でやったんじゃないかなって(笑)
梶田:ありえなくはないから怖いですね野沢さん、
中村:ひょっとしたら2つ声出るんじゃないかなんてね。
梶田:そうなんすよね。
でね、俺も含めお客さんもみなさんね気軽にアニメ化アニメ化おっしゃいますけれども。
中村:まあね。
梶田:この規模のロボットを動かすのにどれだけのコストがかかるかって。
大張監督:うーん。
中村:これ、ちなみに今回これ40秒、
大張監督、大張P:30秒ですね。
中村:30秒ぐらい?ぶっちゃけ、どのくらい期間からですか?スタートから。
大張監督:いやー結構かかったよね。
大張P:えー結構かかりましたよね。
梶田:どんぐらいで作れますかねこれ。
大張P:もう頭から打ち合わせ1回目から考えると大分、
中村:言っといたほうが良いですよもう。
大張監督:うん。
大張P:言っていいんすか?
本当に言っていい?
中村:言っといたほうが。
大張監督:平気じゃないですかね。
中村:言っといたほうが良いですよもう。
大張P:えーと、1年はあったよね1年もあったかな。
梶田:1年はかかってる?
大張監督:1年近く。
大張P:1年、弱、
大張監督:打ち合わせからですよ。
中村:まあまあでも打ち合わせは、
大張P:一番最初私は参加してなくて、大張さん……監督と、ダッチーさんとそのやりとりしてるのを横目で見てるときを入れると1年ぐらいはあったんじゃないですか。
大張監督:うーん。
梶田:約40秒で1年ってことは30分作るのに、
大張監督:いやまあ作画期間はね、そんなにもちろんないんですけど。
大張P:あの、もちろんなんか設定とかやはり今のゲームの中だと、アニメに落とし込むには設定が物凄く足りないので、技に然り武器とかに然り全部設定を作ってもらわなきゃいけないし。
まあもちろん澤野さんの曲の問題もあるので、結構それ全部入れるとまあ1年はゆうにあったかな。
中村:でもそれ、どれもやっぱり外せないわけじゃないですか。
大張P:そうですよね。
中村:じゃあ打ち合わせは適当でいいかってわけにもいかないじゃないですか。だからやっぱり1年は見なきゃいけないってことですよ。
梶田:そうですよね。
中村:やろうと思ってからね。動いて実際に完成するまではっていう。
大張P:キャラクターも1枚しかなかったので、動いたりするキャラクターはやはりいろんな方向の衣装とか……設定が必要なので、それも結構出してもらったりとか。
英麒、影麟に関してはコックピットの、その、ね。
大張監督:デザインのね。
大張P:デザインの発注して、凄いのが3日で来たんですよね。3日でコックピットのデザイン送ってきて早!と思ったね。
梶田:だから本当にあの、困難だと思うのがロボットアニメって設定を味わう的なとこあるじゃないですか。
いわゆるその技術体系も設定でしっかりと設定されているパターンが凄く多いんですよね。
コクピットに関しても全天周はこの時代から生まれたとかガンダムとかあるじゃないですか。
中村:設定中のね
梶田:そうそう。でもアイアンサーガの場合、メカごとに技術体系が違いすぎてるんですよね。
中村:ルールがないのか。
梶田;うーん。これアニメにするってなったらあの、格闘ゲームのアニメみたいな難しさが発生することになる。
大張監督:まあ遣り甲斐ありそうですけどね、非常にそれはそれで。
大張P:なんかバーニアの噴射とかめちゃめちゃゲーム見ながら、
大張監督:色変えたり処理変えたりしてるんですよ、細かく、実を言うと。
大張P:ビームの色とか。
梶田:当然その、英麒、影麟に関しても彼らのコクピットが全ての機体に統一されているのかというと違いますし。
大張監督:うん全部違いますね。
大張P:違いますよね。英麒はなんか……一瞬しか出てないんですよ、実は肉球の上に手を乗せて操縦するという、
大張監督:可愛い(笑)
大張P:凄い変わった……そう、ぜひ出したかったんですけど。
梶田:そんな可愛い操縦、
大張監督:肉球があるんです。
大張P:ちょっとよく見ると肉球若干出てるんで、
中村:ちょっと見える?
大張P:はい。
梶田:へえー。
大張P:またちょっと見てほしいんです。止めて見てほしいんですけど。
梶田:本当に?さっきそこに注目しときゃよかったな。
大張P:そう、あんななんかイケイケな性格してるのに肉球がある……そう、まあ虎の肉球なんですけど、肉球のなんかこう、乗せて、
梶田:まじか。
大張監督:可愛いよね(笑)
大張P:操縦するんだっていう感じ、
梶田;一体どんな技術だろう。ガンダムファイターより不思議ですね。
さあというわけでですね、たっぷりお話聞いてまいりましたけれども、お時間がやってまいりましたんで続いてのコーナーにいってみたいと思います。

アニメCMの話題はここまで。
この後はゲーム内クイズのコーナーに続いていく。

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アイサガを知らない人へ

機動戦隊アイアンサーガは中国で生まれたスマホゲームで、カテゴリはシミュレーションバトルRPG。

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